基礎を学ぶのが1番手っ取り早いって知ってた?【2022.12.23】
私は基本的に本当に馬鹿なので、変なことにこだわりがあったりする。「学ばない」というのもその一つで、勉強が嫌いっていうのもあるけど、それ以上に「何かを学ぶ」という行為を自分のプライドが許さなかったりするわけだ。ちなみに今めちゃくちゃダサいことを言っています。
自分はなんでも知っている、ということにしたい。全然何も知らんけど、自分だけは自分を「何でも知っている」と思っておきたい、みたいなとこがある。だから私は今でも、「私は本気を出せば何でもできる」と思っている。そういう自分を恥じてもいるので許してください。
とは言っても、実際に「なんでもできる」かと言われたらもちろんそんなこと全然ない。スーパーの袋詰めもいまだに出来なくて卵を割るし、飲食店の予約の電話も満足にできないし、ファッションメンヘラ気取ってるのに『鬱』って漢字書けないし、小説も全然読まれてないし何かの賞を取ったことも無い。
それなのに、私はずっと「本気を出せばなんでもできる」と思ってる。愚かなこったな。しかも「本気を出せば」なところがダサい。まだ本気出してないと思ってる。本当は割と、80%くらいの力は出してるくせに。100%の力を出し切ろうとしていないところもズルくてダサい。
話は元に戻りまして。
先日、ふと思い立って「ティラノビルダー」をインストールした。知ってる? ティラノビルダー。簡単な操作でノベルゲームが作れちゃう超超親切便利ヤバツール。
小説を書くのが好きなんやけど、今時小説なんかネットで上げても読まれへんことが多いし、ゲームなら私の創作に触れてくれる人がいるんじゃないかと思ってね。でも、「シナリオ書くので誰かゲームにしてください!」って言えるほどコミュ強じゃないから、全部自分でやるしかねえのだ。
でも、私マジでゲーム制作のこと何も知らないのね。パソコンもちょっと怪しい。普段使ってるツールのことはギリ分かるけど、プログラミング
みたいなことは何も知らない。HTMLも知らない。
ティラノビルダーはそういう基礎知識一切要らんのやけど、それでもやっぱり突然「はいどうぞ、自由に作ってね」って言われても何一つ意味が分からんのよな。
なのでね、「使い方」というのを見ましたよ。
これ、私にとってはすごいことなのよ。プライドがすっごい邪魔するから。「は? 使い方? そんなもん見るな、己の、私自身の創作性が、想像力が、イマジネーションが、クリエイティビティが狭まってしまうだろうが。枠を超えて、今までに無いものを作るのが創作ってもんだろうが。敷かれたレールの上を走るのなんか何が楽しいんだ。レールなんてぶち壊して、坂道をブレーキ無しで走り出せ!」みたいな思考の持ち主やからね。そんな奴が、チュートリアルを見るなんて、本当にすごいことなんですよ。
でね、思ったの。
絶対に、絶対に絶対に絶対に、チュートリアルはやった方がいい。
これ多分もうみんな気付いてたんやろうな。だって、この世界にチュートリアルというものが存在している時点で、その必要性は証明されてるもんな。
始めてまともにチュートリアルというものを見ながら、サンプルゲームみたいなのを作ってみたのね、最後まで。
そしたらさ、すぐ応用ができんのよ。知ってた? やりたいことがさ、どうすればできるか分かんのよ。すごくない? 進研ゼミでやったところだ!
思えば、私が応用問題に弱いのって、多分チュートリアルをやってないからなんやろうな。ゲームだって全部チュートリアルスキップしてるし。初見のゲームでもスキップしてる。全てのものを単発の問題だと思ってるから、基礎をどういう風に応用できるか分かってない。
袋詰めも、「卵は割れる」ってことは知ってるんやけど、それが基礎だと思ってない。「卵が割れる? それがどうした、俺は俺の道を行かせてもらう」って感じで全部詰め込むから、卵が割れるんだよな。言ってる意味分かるかな。分からんかもしれんな。
本当に、23歳になって初めて、「基礎練習」ってどれだけ大事なのか理解してびっくりしているよ。
色んなこと、基礎を知らずに生きてきたから、多分人生めちゃくちゃ損してると思う。ヤバい。今からもう取り返しがつかない気がする。今から基礎やってたら、置いていかれない? 絶対置いていかれるやんね。しまったな、やらかしてる、私の人生。
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